うちの母
私には年老いた85歳の母が一人いるのですが、少し前から認知症で、
この頃はうつ症状も出たりしています。
今まで出来たことが段々出来なくなってきて、常に不安状態。
不安だから何度も私に電話をかけてきたりもします。
電話の内容は「今日は○○が痛い」「一人だと食欲が出ない」「おなかの調子が悪い」
基本的に自分の体調不良の話しかしません。
でもそれは昔からそうだったかも。
母は昔から自分の話しかしない人でプライドが高く、
娘の自分にも負けたくない性格。
だから私は母から褒められた経験がないんですね。
私が「今日はちょっと体調がすぐれない」と言うと、
母は「お母さんも具合が悪い」と自分の話で被せてしまう。
私が「試験で好成績を収めた」と言うと、
「お母さんは一番だった」と自分の自慢で話を始める。
先日、母と知人宅へ行った時、
知人が「ようこちゃんは足が細いねー」
するとすかさず母がズボンをまくり上げ「お母さんも足が細いの」
って85歳がズボンをまくり上げてまで娘に勝ちたいのか(笑)
ま、今書きながら思い出すと、かなり面白い。
きっと子供のころから何かコンプレックスの塊があって、
受け入れられないことに自分も気が付いていないんだろう。
世間一般に親というのは子供の見本にならなくちゃいけない
立派な人間であるべき。
みたいな感じかもしれないけれど、
親もただの一人の人間なんですよね。完璧じゃない。
だから私は母から心から褒められたり、愛された実感がないことに
いつまでも母を恨んでいたけれど、母も完璧じゃない一人の女性なんだ。
と気づいてからは少し気持ちが楽になった。
(心の奥底~にはまだ怒りを持っている)
娘の私に依存して、電話かけてくるたびにネガティブエネルギー
送ってくるのには困っていますが…
最近の母の不安症状も腸内環境が関係しているのではないかと思って、
今後食を整えることで改善できるか、経過観察していこうと思った今日この頃。
食べることは生きる事
薬膳の考えでは「赤」い食材は心肺機能を上げて、血流改善に良いとされています。
そして赤い食材は「脳」にも良いとも。
うちの母にもおススメしようかな。